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「あたいはノエル。パロミノ爆走レディース副長・かっとびのノンとはあたいのことさ。あたいは曲がったことやまだるっこしいのは大嫌いなんだ。女はいつも一直線さ。そんなあたいもたまにはのんびりしたいからね、趣味は温泉に入ること。のんびり温泉につかるのは最高だね」
ノエル (通称ノンたん)
サラブレッド。前進気勢が強い長所がある一方、技術的に難しい面もある牝馬です。そんな騎乗した時の体の柔軟さや背中の敏感さ等を別にすれば、性格的にはあまり牝馬らしくないさっぱりした、というかアバウトな性格。そのせいか放牧場ではクリリン等の年下の牝馬に姉貴分として慕われています。そしてなぜか冬でも放牧場の沼地状態の泥の中につかるのが好きです。くるんと先端がカールした左耳がチャームポイント。
ちなみにパロミノ爆走レディース、総長はフューチャー、隊長はピュアちゃん。
「よお、オレの名前はテンション・マジック。競走馬時代の成績は30戦で10勝、パロミノでナンバー1だ。オレはプライドが高いっていわれてるが、初心者を怖がらせるような大人気ない真似はしねえぜ。でも障害を飛べっていうんなら、それなりの腕を見せてもらわないとな。こんなオレだが放牧場では小さなポニーと仲良しだ。ポニーはいいよな。癒し系っていうかよ、なごむよな~」
テンション・マジック (通称 テンちゃん、テンテン)
サラブレッド。母親が同じ弟にナリタトップロードがいる名血統。常にジャンピングチームに名を連ねる障害馬です。頭が良くプライドが高いので、機嫌を損ねると手ごわいですが、反面とても頼りになる男らしい馬です。
「こんにちは。ボクはグリムといいます。仕事には常に真面目に取り組む主義です。腹帯が嫌いなので、いきなり強く締めるのだけは勘弁して下さい。でもニンジンをくれたら気にしません。好きな女の子のタイプは、マリンちゃんとかピュアちゃんとか、大柄な美人スーパーモデルタイプですね(誰もそんなこと訊いてないし)。」
グリム (通称 グリグリ、グリぞう)
アングロアラブ。駈足の反動は大きいですが、サボらず真面目に走ってくれるので人気のある馬です。真面目な分神経質なところもあり、いきなり腹帯を強く締めるとひっくり返ってしまうほどいやがります。乗馬教室に来ている人たちの間では「マリンの彼氏」として知られていて(?)、放牧場のラブラブカップルです。結構牝馬に好かれるタイプなのですが、馬の世界も逞しい男より優しい男の時代?
「ボクはスマポン(本当はスマイルです)。競走馬時代は「競馬場の牛」と恐れられた男だ(恐れてないって)。いつもはボーっとしているように見えるけれど、時々勇猛果敢にポニーのお尻に噛みつきにもいくよ(やめなさい)。」
スマイル・ファクチュア (通称 スマちゃん・スマポン・大魔王)
サラブレッド。スマちゃんに乗ると、「サラブレッドは走るために生まれてきた」というキャッチフレーズは真赤な嘘だとよくわかる、のんびり系の馬。重いといわれますが、とても素直で乗りやすい、オールマイティーな馬です。いつもボーッとしていますが放牧場では意外に自己主張が激しく、よくポニーのお尻にかみついていじめているので、「さぶれんじゃー」では悪役スマイル大魔王として活躍中。
「やあ、ボクがパロミノ王国の王子さま、ホーリーだ。御覧のように国民のこどもたちにも大人気だ。まあボクは可愛いから、当然だな。フロントのIさんはとても気のつく、ボクのお気に入りの召使だ。同じ召使でもYとかSはどうも自分の立場がわかっていないようで、いつも畏れ多くも王子であるボクにああしろ、こうしろ、とうるさいんだ。皆からも一言言ってやってくれ。初めてパロミノに来るという人は、このボクが直々に歓迎の接待をするので、是非声をかけてくれ。謁見の時は人参を忘れないように。以上」
ホーリー (通称 あほーりー、ホリちゃん、あなほーりー)
ウェルシュ・パートブラッド(早い話が雑種・笑)。独自の愛嬌でパロミノの人気者の馬。サイズ的には丁度ポニーと馬の中間くらいの大きさ。通称「あほーりー」ですが、実は非常に頭の良い馬です。ただそれを人間の都合の良い方向には使ってくれないだけ。図々しいほどに座った度胸で、外への出張曳き馬でお馴染みの馬でもあります。ちなみに「あなほーりー」は、洗い場で穴が掘れるほど前かきするから。担当のフロントのIさんがとても丁寧に世話していて、食事をしながらマッサージをしてもらっている馬はパロミノでもホーリーだけです。極楽極楽。