Kのぼやき その3 馬へのやさしさ
こんにちは。
雨が降る降ると言って降らないと思っていたら、降っているので更新します。
はいっ!
今回のテーマは馬へのやさしさについてです!
乗馬クラブに自分の意志で来られる方に馬が嫌いな方はいないと思います。
好きな馬の為に、あーしてあげたい、こーしてあげたいと思うのは、とても自然な事ですね!
ただ、こんな話をとある人からされました。
この方は馬の蹄に蹄鉄をつける専門家の装蹄師という職業の方のお話です。
脚の悪い1頭の馬がいたそうです。
装蹄の仕方に色々と工夫をして脚に負担がかからないようにしていたそうです。
ただ、この馬は自馬でオーナーさんがついていました。
このオーナーさんは、この脚の悪い馬が好きでとてもかわいがっていたそうです。
そして、脚が痛いことをかわいそうに思い、
いつもサプリメントやおやつをたくさんあげていたそうです。
ここで問題です!
馬を思うオーナーさんの気持ちがかえって馬を苦しめてしまいました・・・。
なぜでしょう・・・?
正解は、脚が悪く運動も充分にできない馬に過剰な栄養を摂らせて太らせてしまい、脚にさらに負担をかける結果になったのです。
僕はなるほどなと思いました。
皆さんはどう思いますか?
普段、何気ない手入れもそうです。
馬はもうイライラして早く厩舎に戻りたい。
人は乗せてもらったんだからお礼にキレイにしてあげたい。
馬を優先すると、ワガママな馬になる可能性もあります。
人を優先すると、手入れが嫌いな馬になり、前掻きなどの悪い癖を覚える可能性もあります。
また騎乗の時もそうです。
馬は動きたくない。
人は動かしたいけど、ムチはかわいそう。
馬を優先したら、馬は人の合図を無視してもいいことを覚える可能性があります。
人を優先したら、いつまでも動かない可能性があります。
難しいですね。
馬は言葉を持たないので行動で気持ちを表現します。
人は、その表現をよく見て、感じて接する事が大事で、馬も人も自分の気持ちを優先しない歩み寄りが必要なんだと思います。
そのバランスが大事なんじゃないかなと思います。
僕は個人的に、馬は歩み寄ってくれるけど、人は馬に押し通す事が多いと反省しました。
ここで書いたのはあくまで一例と可能性のお話で絶対にこうなる!というものではありません。
馬への本当の意味を持つやさしさを見つけていきたいですね。
今年は志向を変えて
ポニーチーム夏のトレジャーハント!!
8月11日(土)です!
私の場合は、乗っている時は馬に合わせようとしてなかなか強い扶助ができず、降りている時も馬を優先させてしまうことがよくあります。
その結果、馬が戸惑ったり悪いことをしてしまったり。
先日も言われましたが、もっと意志を強く持たないとだめですね。
そうしないと馬がこちらに歩み寄ってくれることもないような気がします。
投稿: yocchi | 2012年7月 3日 (火) 09:18
装蹄師さんのお話は私も「なるほど~」と思いました。
そして馬に甘くしてしまうとかえって良くないというお話は
うちの犬の訓練士さんが同じ事を言ってました。
優先してしまうというか甘くして何でも良いわ良いわにしていると
どんどん図に乗って飼い主(犬の場合)に攻撃したり取り返しの
付かない事になると聞きました。
きっとみんな一緒ですよね。(人間も(笑)
鞭は可哀想だから使いたくない!と思っていた時期もありましたが
やっぱり自分の意思は伝えないとダメだな~と最近実感しました。
口のきけない動物は難しいですね~!
投稿: M.N | 2012年7月 3日 (火) 12:01
yocchi さんへ
コメントありがとうございます!
馬を自由にするのが全てのやさしさではないとは思います!
人の言うことを良く聞いてくれましたね!と誉めてあげるのも、馬へのやさしさだと思いますよ!
投稿: K山 | 2012年7月 4日 (水) 13:51
M.Nさんへ
コメントありがとうございます!
犬のお話と全く同じお話が馬の世界にもありましたよ!
ある生産地で海外の大きな馬で、能力の高い馬を生産して売るととても評判になったらしいいんです。
でも、あつかいがうまくいかなかった馬たちが、怪獣化していると・・・。
動物との関係は、メリハリや約束をしっかり作らないといけないんですね。
投稿: K山 | 2012年7月 4日 (水) 13:56