バター・ピッコロの事件簿 その1
「みなさんこんにちは、バター・ピッコロ(削蹄中)です。
これからボクが携わった数々の事件について、みなさんにお話していきましょう。」
事件その1・消えたバター・ピッコロ
それはボクがデンマーク牧場の放牧場で野良生活修行中の時のことでした。いつものように放牧中の馬の様子を見にやってきたパロミノスタッフが、馬の数が足りないことに気がついたのです。「ピッコロがいない??」。呼んでも探してもいないピッコロを、ついにスタッフ総出の大捜索になりました。そのころ、ボクはデンマーク牧場の山中をさまよい歩いていました。一昼夜も迷って水場に降りられず、のどはカラカラ、おなかはペコペコです。その時スタッフのボクを呼ぶ声が遠くから聞こえました。ボクは力をふりしぼって啼きました。「ピー!ピー!」。
「山の中だ!馬の啼く声が聞こえるぞ!」。登ってきたクラブ長に、ボクは無事保護されました。いやあ、水が飲めなかったので、あと一日発見が遅れたら本当に危ないところでした。めでたしめでたし。
・・・・って、解決した事件じゃなくて、起こした事件かよっ!!さすがバター・ピッコロ、侮りがたし!
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