馬運車
競技会や曳き馬、ふれあい活動に活躍しているパロミノの馬運車です。もともと馬は見慣れないものや環境を避けたがる習性がありますので、馬運車を嫌う馬というのは少なくありません。実際、慣れた馬でも車での輸送はストレスがかかり負担になるもので、夏の暑い時期だと、数時間の輸送で4、5キロ体重が減ってしまうこともあるそうです。日本では馬主が馬運車も所有していて自分で馬を積み込んで輸送する、ということはごく稀ですが、そういうスタイルが多いイギリスの馬雑誌などには、良く「馬をやさしく馬運車に乗せる方法」、などという特集が組まれていたり、有名なパット・パレーリの「ナチュラル・ホースマンシップ」の講習などでも、参加者が連れてきた馬運車に乗らない馬を、乗せてみせる、というのが必ずあります。逆にいえば、馬運車に問題のある馬が多い、ということですよね。
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