食事の量
馬は野生の動物として見るならば、あまりタフにはできていません。草食動物である馬はの食べ物は当然草ですが、これは季節によって変化はあるものの、狩らなければたべられないようなものではなく、基本的にいつもあるものです。その為か、馬の胃は食事量のキャパシテイが小さく、多く食べ過ぎたり食べ貯めをしたり、逆に長時間飢えに耐える、ということができません。馬は1日におおよそ、自分の体重の2.5%の飼料を食べます。例えば体重400Kgの馬なら、1日約10Kgの草が必要なわけです。ここには人を乗せたり、走ったりという運動量や労働量は見込まれていません。もしも2倍分運動したとしても、許容量が小さい馬の胃はそのまま2倍の量を食べるということができません。ですからそういう分は、食事の量はあまり変えず、大麦やとうもろこしのような高カロリーの飼料で中身のカロリー量を高めて与えます。サラブレッドの元になった品種、アラブや小さなポニーは、大型の馬に比べて粗食に耐えるといわれます。
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