パロミノ便り

ババンババンバンバン♪
・・・じゃないよ。鞍を乗せる練習なんだって！

最初は小さく軽いものから、背中にものを乗せることに慣らしていきます。

パロミノ・ポニークラブでは、皆さんに馬やポニーに親しむ機会を持っていただくため、出張で「ポニーふれあい活動」を行っています。写真は浜松の平和幼稚園にて、子供たちにニンジンをもらうスプルースくんです。

今日は雑誌「乗馬ライフが、パロミノ・ポニークラブのポニーチームの取材に来られました。パロミノならではの人懐っこいポニーたちに、記者の方も大感心。あいにくの曇天の下、写真撮影する子供たちは、いつになく緊張の面持ちです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

最近の当クラブの大ニュースといえば、何といっても、会員の村松貴史くんがＪＲＡの騎手養成学校に合格したことです！小学６年生での入会当初から騎手にになりたいと希望していた村松くんですが、何しろ難関のＪＲＡ、スタッフも希望がかなえばいいな～と話していたのですが、この度見事合格！春からはパロミノを離れて新しいステップに進まれます。写真は村松くんと、彼がよく乗っていた当クラブ産のポニー、フューチャー号です。朝日新聞での記事も是非ご覧下さい。
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000140601130002　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
寒い厳しい今年の冬ですが、クラブ最高齢の会員、83歳の青島さんは、毎週愛馬泰山に騎乗に来られています。今日も颯爽と駈歩で走っておられました。９０まで乗馬を続ける、とおっしゃる青島さん。このピンと伸びた背筋、見習いたいですね！

ところで皆さんはポニーと馬の違いをご存知でしょうか？
基本的に日本語の馬はどちらも含めるので、ポニーと
ホースの違い、といった方がいいかもしれません。
ポニーとは、体高１４７センチ以下の馬を指します。
ちょうど大型犬、小型犬というような分類と同じです。

「ぼくはグリーン・ヘラクレス。７歳まで高知競馬場で競走馬として走っていました。あのハルウララちゃんとも走ったよ。」

よくいただくご質問に、ポニークラブだからポニーしかいないのですか？というものがあります。このヘラクレスのように、サラブレッドを中心にホースも沢山いますので、大人の男性でも乗馬できます。ヘラクレスは真面目で忠誠心が強い頑張り屋さんです。一方でプライドが高く、気持ちの繊細さがある、サラブレッドらしい馬です。

「わたしはナナ。いつもヒマそうなポニーなの。でも本当はヒマなんじゃなくて、窓枠がちょうどいい高さだから顎を乗せて外を見ていると、ヒマそうに見えるだけなの。でも今日は定休日だから、本当にヒマなの・・・。」

大人しくて人懐っこいので、とてもファンの多いナナちゃんです。父親はサムソン、母親はクリスタル・ムーン。どちらも当クラブ産のポニーで、親子３代でクラブで暮らしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


「わたしはミルク・ヴィーナス・ジョーンズ。
よく外人？ってきかれるけど、日本生まれの
日本育ちよ。私に乗りたいのならそれなり
の実力をつけてもらわないとね。機嫌が悪い
時は時々ガブッと噛んじゃうわよ。だって、
女の子だもん。ウフッ！」（やめてくれ）。

パロミノ３姉妹の末っ子ミーたんです。姉妹の中では一番頑固で気むずかし屋。機嫌を損ねるとテコでも動かないので、初心者は泣かされます。でも本当は乗り手のバランスに敏感ということなのです。動かせさえすれば、なめらかな動きで乗りやすい馬です。ミルクの毛色はクレメロといって、全身ピンクの肌に白い被毛です。同じ白馬でも、葦毛は黒い肌に白い被毛です。バターボーイも同じクレメロです。

「わたしはキャンディ。
姉妹の中でわたしだ
け、名前にジョーンズ
がついていないの。
なぜかしら？反動が
大きいけれど頑張っ
て走るからよろしくね
！でも時々お化けを
見て横っ飛びしちゃう
の。だって、女の子だ
もん。テヘッ！（やめ
てくれ）」

パロミノ３姉妹の次女、通称キャンちゃんです。「お化けを見る」とは、馬が人間にはわからない何かに反応して恐がったり避けたりすることを
言います。次女らしく、マイペースな子です。